利下げとは？中央銀行がとる国債の対策！株価と通貨の値動きについて解説【投資初心者】

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〇利下げとは何か、仕組みを知って投資に活かしたい

〇利下げになった時の株と通貨の値動きを知りたい

〇景気が低迷しているとき中央銀行が行う政策を知りたい

〇経済の仕組みをより知って株や為替で稼げるようになりたい

上記のように思われていませんか？

米国債の長期金利の役割や米国債と景気の関係など経済のことを理解して、投資をして利益を出すのはなかなか難しいですよね。

この記事を読むことで、ファンダメンタルズの観点から、株式投資と為替のトレードなどをする際に経済の動向を理解できるようになりやすくなります。

この記事のポイントは下記の5つです。

理解していただけるよう分かりやすく記事を書いてみましたので、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてくださいね。

利下げとは？

利下げとは、中央銀行が金利を下げることです。

中央銀行とは、日本で言うと日本銀行のことで、アメリカだとFRB(Federal Reserve System)、イギリスでBOE(Bank of England)のことを言います。

利下げは、景気が低迷しているときに行われ、国債の短期金利を下げることが実施されます。

アメリカが利下げすることでドルが安くなる、つまりドル安になります。

なぜ利下げを行うのか？【デフレーション】

利下げをするのは、不況になることで消費が減って企業の売り上げが下がり、給料が上がらなくなるからです。

そして、給料が上がらないから消費を控えてしまう負のスパイラル、いわゆるデフレーションになります。

デフレーションになると、物価が下がってお金の価値が上がり、つまりモノの価値が下がってしまうのです。

逆に、物価の価値が上がった場合には、お金の価値は下がります。

中央銀行は利下げをしてお金の流通を増やす

消費者がモノを買わなくなると、企業の間では価格競争が起きます。

消費者はできる限り安いものを買おうと心理が強くなり、企業は消費者に購入してもらうために商品の値段を下げるようになります。

そこで中央銀行は利下げを行い、市場に流通するお金の量が増やそうとします。

その結果、景気が良くなっていくのです。

預かったお金で日銀から長期金利を購入する

メガバンク(三菱UFJ銀行・みずほ銀行・三井住友銀行)などの民間の銀行は、わたしたちから預かっているお金を中央銀行である日銀にお金を預けています。

日銀は銀行からお金を預かる銀行、銀行の銀行と言われています。

メガバンクはわたしたちから預かったお金で、短期より利率の高い長期金利の国債を買っているのです。

利下げにより日銀から低金利で購入し、融資する

デフレーションになり利下げをすると、メガバンクは低金利の短期金利の国債を買って長期金利の国債を買うのを止め、企業や個人に融資するようになります。

短期金利が低金利なので、企業と個人はお金を借りやすくなるのです。

企業は研究開発や設備投資などにお金を使いやすくなり、住宅ローンで家を買うなどモノを買いやすくなります。

消費が増えると企業の売り上げは増え、個人の給料が上がりやすくなり、市場に出回るお金の量が増えて、景気が良くなっていきます。

中央銀行が利下げすると通貨安で株高に！

中央銀行が利下げすると、通貨が安くなり株価が上がるようになります。

みんながモノを買わなかったのが買うようになることで、景気が上昇することが見込めるので株の買いが増えるのです。

利下げで通貨が下がるのは、金利が下がっている通貨を持っていても利益があまり出ないので、その通貨は買われなくなり通貨安になります。

利下げが決定されても下落しない場合

利下げがされる場合、実際に実施される前には予測が出ます。

すると、売り圧が高まって下落します。

実際に利下げの決定が下されたときには予測時にすでに下落してしまっている場合が多く、通貨安であるため買いが入ることがあるので気をつけましょう。

通貨安となる材料が出尽くしたことで、利下げが決定しても下落しないのです。

好景気のときに利下げが行われる場合

好景気で利下げしてなかったのに、それまで利下げが行われていなかったのに利下げを開始するときは株価が下がることがあります。

株価が上がっているときに一回目の利下げが行われる際、投資家たちはこれから景気が低迷すると考え株を売り始めます。

そのような場合、利下げしても株価は下落します。

中央銀行の利下げ「まとめ」

この記事の張横銀行の利下げについてのまとめは下記の5つとなります。